防衛テックのスカイゲートテクノロジズに出資
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都渋谷区)は、同社が運用するGenesia Venture Fund 3号(以下、GV-3)より、防衛テックのスカイゲートテクノロジズ株式会社(代表取締役:粟津 昂規、本社:東京都渋谷区、以下:SGT)にリードインベスターとして出資したことをお知らせいたします。
同ラウンドの他の出資者は、みずほキャピタルです。
スカイゲートテクノロジズ(SGT)について
SGTは、「存続可能性に関する課題を解決する」をミッションに、宇宙・サイバー・電磁波領域におけるプロダクト及びサービスの提供を行っています。
昨今、急激に悪化する国際安全保障環境の中で、宇宙空間、サイバー空間、電磁波空間の安全な利活用とこれらを用いた国際社会の安定に関する社会的ニーズは高まっており、多くの国でこれらの領域に対する投資が成長路線にあります。
安全保障とテクノロジーをめぐる現状
我が国周辺の安全保障環境は、戦後、類を見ないほど悪化していると評価されているほか、大国による力による現状、国家をまたぐサイバー攻撃の増加、AIの急激な進化による懸念など国際的な不安定要素が大きくなりつつあります。 こういった脅威に対抗するためには、国家間の協力が欠かせず、安全保障のあり方は、より情報(データ)とテクノロジーを中心とした協力を価値観を共にする国家間でどのように進めていくのかというあり方に変わりつつあり、膨大なデータの中から、国家間の協力に必要な状況認識を各国がどのように相互に提供し合うかは、今後、より一層重要な課題になると捉えらえています。 また、このような中で、状況認識を強化する宇宙領域と組織間の機微な情報の安全な共有・コミュニケーションを確実にするサイバーセキュリティの技術は、安全保障とより一層密接に関係しており、積極的な投資領域となっています。
防衛テックの台頭
防衛テック(Defense Tech)とは、防衛・安全保障に関する技術・サービスを開発する新しい企業の総称で、米国を中心に昨今の情勢を受けてその存在に注目が集まっています。急激に変化する国際情勢の中で、既存の防衛産業構造だけでは、先端技術の安全保障領域への適用に追随していくことが困難と見られており、センシング、データ処理、意思決定システムといった領域で、ソフトウェアやAIといった新たな技術を適用した企業の存在が今後も重要になると考えられています。
元自衛官による唯一のプロダクトチーム
SGTは、従前よりゼロトラストを実現するクラウドセキュリティ製品であるSkygate Cygiene(サイジーン)を開発・提供するなど、リアルタイムなセキュリティとデータ処理技術への積極的な投資を続けてまいりました。元自衛官を含む宇宙・防衛・セキュリティに関する深いドメイン知識を有するメンバーで構成されているというユニークなチーム特性を活かし、より広範なお客様の課題をプロダクトによって解決してまいります。
資金調達の背景
今回の資金調達を受けて、安全保障領域への適用も可能な宇宙・サイバー・電磁波の領域における技術を軸とし、事業をより拡大してまいります。
出資について
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 一戸 将未
この度、シードラウンドにおけるリード投資家として、スカイゲートテクノロジズに出資させていただきました。私自身、昨年の頭から防衛領域のスタートアップを追ってきましたが、粟津さんの当領域への熱量の高さや経験の豊富さに惹かれ、定期的にお話しさせていただいておりました。今回、そのような中で出資に至ることができ、本当に嬉しく思います。今後、安全保障が世界全体でより一層重要になる中で、日本における社会活動の根底にある安心・安全を護っていけるよう、責任感と緊張感を持って事業に取り組んでまいります。
スカイゲートテクノロジズ 会社概要
会社名 :スカイゲートテクノロジズ株式会社
URL :https://www.skygate-tech.com/
所在地 :東京都渋谷区代々木1丁目30番14号
代表者 :粟津 昂規