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【Malme】次世代が誇れるドボクを創る ―土木の未来は「最高の遊び」だ|Players by Genesia.

インタビュー

人は、ストーリーや因果関係で物ごとを理解することが得意と言われます。

その点、伝えたいことを伝えたい相手に届けるためには、ストーリーテリングはとても大切なことです。

一方で、当然ながらすべてがきれいな線で繋がるということはありません。似ていても、一人一人の経験(環境、境遇、受け取り方や感じ方、その後のアクションなど)は一つ一つが全く違うものですし、自分の中でどこかぽかりと浮いている、そんな記憶の方が実は長く心に残っていたりもするものです。

そうした、繋がるものや繋がらないものを恣意的に操作しないことは、このシリーズをまとめる上で、人の歴史を聴く上で、ずっと大切にしてきたことです。


Malme(マルメ)は、BIM/CIMサービスの提供を中心に、土木領域のアップデートにチャレンジするスタートアップです。

代表の高取さんは、進学校の出身で、学生時代には部活動のキャプテンを務め、スタートアップでの勤務を経て、新卒で入社した大手企業で関わった土木領域に立ち戻り、起業しました。そのストーリーだけを聞くと、”きれい”な、予定調和的な歩みだと感じます。でも、やはりそうではない。

その、いずれ結びつくかもしれない、結びつかないかもしれない、いずれにせよ間違いなく高取さんを形成している足跡について、担当の黒崎が聴きました。

  • デザイン:割石 裕太さん、写真:尾上 恭大さん
  • 聞き手・まとめ:ジェネシア・ベンチャーズ Relationship Manager 吉田
  • 以下、敬称略

小さな島の、”狭くて深い”人間関係の中で育った幼少期

黒崎:

投資前からのコミュニケーションを通じていろいろなお話を伺ってきた感覚として、高取さんの学生時代の経験やキャリア、その中で培ってこられた価値観というのは、ほとんどが今のMalmeの方針に繋がっている印象があります。今日はそのあたりを深掘りできればと思っています。まずは、幼少期や学生時代の話から伺えますか?

高取:

生まれは、佐賀県の、人口200人を切っているような小さな島です。5-6歳のときに親の転勤で引っ越すまではそこで過ごしました。あんまり覚えてないんですけど、たぶんめちゃくちゃわんぱくな子どもだったと思います。

黒崎:

ガキ大将みたいな?

高取:

そうですね。運動神経は悪かったんですけど、行動力はあったし、特に頑張らなくても勉強もできたので、けっこう調子に乗ってたと思います。

黒崎:

兄弟はいるんですか?

高取:

弟と妹がいます。お兄ちゃんっぽいとはよく言われます。

黒崎:

島で生まれ育ったことが今に繋がっていると感じることはありますか?

高取:

小さな島なので、コミュニティもすごく小さいんですよね。同じ幼稚園の同級生も5-10人くらいしかいませんでした。僕は今でも、”狭くて深い”人間関係が好きなんですけど、それは島での経験と関係があるのかなと思ったりはします。

転校を繰り返した経験で学んだ、人との距離感や関係性の築き方

黒崎:

たしかお父さんが小学校の先生でしたよね。ご両親の教育方針などは?

高取:

完全に放置でした。勉強も、できてもできなくても何も言われなかったし、怒られた記憶もないです。ただ、人との付き合い方についてはすごく厳しく言われました。「人に迷惑かけるな」と。

黒崎:

そのことが今にも繋がっている感覚はありますか?

高取:

繋がってると思います。ただ、僕の解釈の問題なのですが、人に迷惑をかけない=人に頼らないという意識が強く働いてしまって、社会人になってからの一時期、それがネガティブに働いてしまったことがありました。ベンチャー企業で、人を頼らないと仕事ができないという環境にぶつかることで克服できたんですが。

黒崎:

小学校からは佐賀市内に引っ越されたということですね。わんぱくさはそのままだったんでしょうか?

高取:

わんぱくさが裏目に出たというかなんというか、小中学生の頃は、いじめっ子だったりいじめられっ子だったりと、かなりヘビーな時期でした。小さいコミュニティから出てきた、”調子に乗った転校生”だったんですよね。本当に打ちのめされて、そこから自分の性格がめちゃくちゃ変わった実感があります。人の気持ちに対して臆病になったというか、よく考えるようになりました。それからは自然と、仲のいい友人ができたりクラスの仲間も集まってきてくれたりしました。

黒崎:

親御さんの教育や転校の経験を経て、人との距離感や関わり方みたいなところを学んでいったんでしょうね。

高取:

転勤族だったことは人格形成にすごく影響があった気がします。学びもありましたけど、「どうせ引っ越すから」という前提で、人とあんまり深く付き合えなかったのかも。

黒崎:

僕から見た高取さんって、包容力というか、いろいろなキャラクターの人を受け入れる土台が強いというような印象があるんですが、そのあたりが繋がっていそうですね。

高取:

新しいものや変わっていくものを受容する力は強くなっていったような気がします。

身近な人の死をきっかけに、部活動に命を燃やした学生時代

黒崎:

高取さんといえば、部活動の経験がけっこう大きかったというイメージもあるんですが、そのあたりもお伺いしていいですか?

高取:

高校から狂ったようにスポーツを始めたんですけど、きっかけになったのが、中学2年くらいのときに大切な親族を亡くしたことでした。本当に衝撃で、授業中に突然泣き出しちゃったこともありました。人生はいつ終わるかわからない、毎日命を燃やして生きていかなければ、っていう価値観がそこで生まれたんです。じゃあどうするべきかって考えた当時の僕は、「部活だ」と。

黒崎:

焦り?みたいなものなんでしょうか。強迫観念というのか。

高取:

死生観ですかね。僕たちは本当に死に向かって生きているというか、終わるために生きているというか。うまく言語化できないんですけど、そんな感覚。今この瞬間が楽しかったり悲しかったりしても、それはいつ消えてもおかしくない。現実の脆さを感じました。と同時に、焦りというか、何かに全力で取り組まないと時間がもったいないって思うようになって。それを全部テニスコートにぶつけた感じです。

黒崎:

なぜテニスだったんですか?

高取:

当時”花形”と言ったらサッカーとか野球だったんですけど、さすがに高校から始めても勝てるわけがないので、勝てる山に登ろうっていう、Go to Market戦略で選びました。勝てたかというとわからないですけど、でも、高校・大学と、死ぬほど没頭して命を燃やせるほどの対象になったなと。今でも鮮明に思い出せます。テニスの試合の景色、対戦相手の顔。そのときの、自分の体が燃えてるような、血が沸騰するような感じ。

黒崎:

テニスを通じて得た価値観や学びにはどんなことがありますか?

高取:

同じ目標を共有して、人と協力して何かを成し遂げることの難しさがわかりました。高校でも大学でもそこそこ強いチームにいたんですけど、結局は目標にしていた戦果は得られないまま終わってしまって。

黒崎:

難しいポイントというのは?

高取:

特に、大学ではキャプテンを務めていたんですが、メンバーを丁寧にマネジメントしようとすると、一人一人が何を目指してテニス部にいるか?みたいなところに寄り添わないといけなくて。将来を決める重要な時期にいて、かついろんな選択肢がある大学生のマネジメントは本当に難しかったです。そして、組織をまとめるということが、ほとんど全くできなかった。幸い、みんなから好かれる兄貴分みたいなポジションは全うできたんですけど、しっかりとチームを作って目標を達成できたかっていうと、キャプテンの役割は果たせなかったのかなと。同じことを繰り返してしまわないかが、本当に怖いです。だからMalmeでも、絶対に目標を達成することにこだわってます。

土木業界への就職、「日本のために何かしたい」という意志の目覚め

黒崎:

高校や大学への進学のときに、こだわった点などはあったんですか?

高取:

特にありませんでした。高校は、当時の自分の学力に合った進学校。大学は、行きたかったところに落ちてしまったけど浪人はしたくなかったので、地元の大学。テニスをしたいという気持ちはあったけど、将来のために進路を選ぶというような、モチベーションの高い学生ではなかったです。

黒崎:

Malmeの事業領域である土木との接点は、大学からでしたっけ?

高取:

偏差値の問題とかいろいろあって、特に理由もなく、大学の土木科に入ったところからですね。モチベーションもなければ成績も底辺に近くて、大学院に行ったのも就職したくなかったからだったし、全く研究もせずにいたところ、教授から勧められてなんとなく土木のコンサルティング会社に入った。そんな感じでキャリアが始まりました。ただ、会社に入ったら、土木という公共性の高い事業に携わりたいという思想を持った立派な人が多くて。そういう環境ですごく劣等感を感じて、このままじゃダメだって奮起したというか、ビジネスマンとしてちゃんと実力をつけたいと思うようになったんです。新卒2-3年目の頃です。

黒崎:

もう一度、血が沸騰するような体験をしたかったんですね。

高取:

でも、やればやるほどあのときみたいな状態には辿り着けない葛藤があって、このままじゃダメだって思い始めたときに、転職の道が開けたんです。転職先はドローンのベンチャー企業。そこでベンチャーの素晴らしさに触れられたのは大きかったです。

黒崎:

転職先はどう選んだんですか?

高取:

もっと今の日本のためになることをやりたい」みたいなことを考えてたんです。そんなとき、ドローンっていうツールが明らかに世界観を変えそうだなと思いました。「日本を強くしよう」みたいな思想にも共感しました。

黒崎:

その「日本のために」みたいな感覚は、やっぱり土木領域にいたからこそ生まれたものなんでしょうか?

高取:

退職の少し前に、土木業界の関係者が集まってヨーロッパのインフラを視察する機会があったんです。その旅行で一番最初に行ったのが「マルメ」っていう町で、今の社名にも繋がってるんですが。そこで、土木業界を5-60年前に支えた人たちと触れ合うことができたのが大きかったです。土木っていうインフラが当時の世の中に果たした役割ってものすごく素晴らしくて、感動を覚えました。かたや今の日本に目を向けたら、閉塞感が強くてなかなか明るい気持ちになれない。今の日本のために何かできることはないかっていう気持ちが芽生えたきっかけでした。

日本ならでは、土木に関わる人ならでは、の組織創りを目指して起業

黒崎:

土木業界にいてその想いが生まれながらも、でもその時点では、それを実現するのは土木じゃないんじゃないかっていう判断があったんですね。別の市場を探しに行こうと。

高取:

そうです。転職先では2年くらい、大企業にいたら絶対にできないようなことをめちゃくちゃ経験しました。組織も体制もごちゃごちゃだったけど、でも、みんなが社是を心の中心に置いて、それだけを頼りに進んでいくっていう色が濃い会社でした。みんなで飲むと絶対に社是の話になるし、会社のミッションはこうだ、俺はこういう未来をつくるんだ、みたいな言葉がいつでも飛び交う。僕はそれまで、社是を心に抱えて働いたことなんてなかったので、何だこれって思いながら、でもその素晴らしさを肌で感じて、どんな産業であれ次のイノベーションを起こすのはこういうチームなんだろうなって、本当に実感しながら働けました。そして、大企業病だった自分をベンチャー色に染めていった感覚がありました。一方で、組織創りや従業員エンゲージメントについては、自分なりの仮説がうまれてきたんです。シリコンバレーから持ち込まれたベンチャー経営の手法ではなくて、日本人に合うスタートアップのあり方があるんじゃないかと。その仮説が自分なりの確信に変わってきたときに、ふと、古巣の土木業界を振り返ったんです。そこにいるのは、イノベーションとは程遠い定点維持の価値観を持った人たち。でも、そういう人たちが中心になるベンチャーが成立する可能性もあるんじゃないかと。それで、土木技術者を中心としたスタートアップをやってみたい、やれるんじゃないかと思ったんです[*1]。

黒崎:

一度そこで振り返ったということは、やっぱり土木業界にそれなりの愛着が生まれてたんですね。

高取:

ドローンを使ったサービスの一番大きい顧客が土木業界だったんです。土木工事の現場でドローンを飛ばして上から写真を撮るとか。すごく価値が発揮されていて、お客さんも喜んでくれる。そんな現場を見たときに、自分が土木業界の中にいたときには気づけなかった、でも、現場の人に怒られながらも新しい技術を導入して価値を転換させることができたら土木業界も変われるっていう感覚があったんです。一度外に出たことによって、その業界がどういう力学で変わる可能性があるかが、他の人よりもちょっとクリアに見えたんですね。だったら、自分がやらないとダメじゃんって。

[*1] 高取さんご自身が執筆された、起業の経緯に関するnoteもご参照ください:https://note.com/tasuku_takatori/n/nef1c9a923522

起業後のリサーチで募った業界への危機感、そしてスタートアップの道

黒崎:

当初はやっぱり業界存続への危機感というのが起業の大きな動機になったんでしょうか?

高取:

僕、考えるよりも先に動くところがあるので、正直、起業したときも業界や市場全体のこととかは考えていませんでした。ただ単純に、離職者やメンタルを病む人も多くなって、古巣の仲間がしんどそうだったので、まずはその人たちをどう助けるかっていうところを考えてました。でも、いろいろな数字のデータを調べれば調べるほど、けっこう絶望的な業界の現状が見えてきたんです。いろんなところで言ってるんですけど、500万人もいた働き手が、毎年NETで10万人ずつ減っていくのって、普通じゃない。でも、絶対になくなっていい業界じゃない。人の生活に直結するインフラを維持していくために、土木は必要なんです。現状を簡単にクリアできる処方箋はない。言ってしまえば、業界の中にいるプレイヤーにはなかなかクリアできない。だからこそ、僕たちみたいに多少自由に動けるスタートアップこそが一石を投じないといけないなって、起業した後で感じるようになりました。

黒崎:

起業から3年はエクイティファイナンスをせずに自己資金で経営されてたと思うんですが、やっぱりそのあたりの危機感や大きなチャレンジへの覚悟などをきっかけに、スタートアップ的にやっていこうと決められたんですか?

高取:

元々、また命を燃やすようなチャレンジがしたいっていう想いがあって、その延長線でやりたいことが決まって、それを実現するために起業に至りました。当然、エクイティの力を借りて、普通じゃ到達できない目標を達成したい気持ちもありました。でも、起業した当時の僕にはたぶん資格がなかったというか、お金を集めるような信頼も実績もなかったので、最初はできることから小さくやろうと考えていました。

土木が「最高の遊び」になる、その未来のために

黒崎:

2024年3月にジェネシアからも投資させていただいて、Malmeは土木業界のトランスフォーメーションにスタートアップとして取り組んでいます。AIなどの技術が普及したその先に、高取さんが描いているビジョンはどのようなものですか?

高取:

AIが発展してくると、まずはいわゆるホワイトワーカーと呼ばれる人たちの仕事の一部が代替されていく。そうなると相対的に、ブルーワーカーと呼ばれる人たちの仕事に価値が出てきて、そうした仕事を「楽しい」と思う価値観も生まれてくるはずです。リアルで物理的な世界と関わる仕事― その文脈でいうと、土木は将来的に「最高の遊び」になるんじゃないかと、僕はけっこう確信しています。AIが今よりも多くの処理をこなすようになったとき、人間が自分らしさを保てる活動って、リアルなコミュニティとの関わりや、そこで幸せを感じ続けることにあると思います。その中に「自分たちの町をどう維持していくか」というテーマも必ずある。スピード感はないかもしれないけど、必要十分なペースで、社会に貢献したいという優秀な人たちがこぞって入ってくるような産業になると思ってるんです。50年後や100年後にそういう未来が来ると想定して、僕たちは土木を魅力的な産業として用意しておかないといけないんです。オワコンになってしまったら意味がないので。

黒崎:

人間はこれまで、文化や文明を作り、知見を蓄積してきました。その知見をベースにしたホワイトワーカーの世界がAIに置き換わっていく中で、残るのは人間としての本能やコミュニティとの関わりの中にある価値観なんでしょうね。実際、最近では壊れた車や家具を修繕する仕事に就くホワイトワーカーが増えているという記事を読みました。土木にも通じる感覚があると思います。

高取:

自分たちの使うものもそうですし、住んでいる町や人の暮らしにも関われる仕事って、本当に幸せなことじゃないですか?土木の役割としては、新しいものを作ったりインフラを維持したりするだけではなくて、限界集落の町や都市を「正しく終わらせる」機能もあるんです。例えば、僕の地元の島の人口はもうたぶん100人もいません。おそらくこの10年や20年以内に自治体は閉じることになると思います。でも「島を離れるくらいならここで死ぬ」と言うお年寄りが多い。そうした「もう成り立たない町をどう終わらせるか」も、これからの社会において大事なテーマです。予算は限られているし、インフラも最小限でいい。でも、そこに住む人たちが生活できるバランスは保たなければいけない。その役割はとても大切です。ただ、今は”役””として存在していることも、数十年後には「最高の遊び」になる気がしています。必要であり、使命感のある遊び― それが土木だと思うんです。

「歴史に敬意を。未来に標準を。」

黒崎:

組織は今40人規模になっていますよね。「遊び」好きなメンバーが揃っているのかなと思いますが、チームMalmeの強みや特徴など、感じている部分はありますか?

高取:

優しい、でしょうか。黒崎さんの言うとおり、ここ1-2年はスタートアップっぽいスピード感で組織全体が駆動している、その中でもやっぱり相互尊重が強いチームなのかなと、それが強みだと思ってます。

黒崎:

優しさと相互尊重。チームワークに欠かせないものですね。

高取:

土木業界出身者の特性でもあったりするんです。協調しないと物事を成し遂げられない業界なので。他の業界から入ってきたメンバーにも口を揃えて言ってもらえてるので、きっとうちのチームのキャラクターなんだろうなって。

黒崎:

大切にしている価値観みたいなものはありますか?この一年でMVVも整備してきたと思いますが。

高取:

「オーナーシップ」は当たり前。その次の一歩で僕たちが大切にしているのは、「歴史に敬意を。未来に標準を。」っていうバリューです。何でもかんでもイノベーティブに変革するんじゃなくて、先人たちが積み重ねてきた歴史にちゃんと敬意を持つこと。それはやっぱり、業界に対して強い想いを持っているMalmeだからこそ掲げられているところなのかなと思います。一方で、歴史や先人たちを敬いすぎてしまっても手足が動かないので、僕らがすべきはあくまで「未来に標準」にして次世代が活躍できる土木業界をつくることです。

黒崎:

Malmeのポジショニングを表してるValueですよね。業界のインサイダーでもありアウトサイダーでもあり、過去も未来も見つめている。物事を変えるには、バランスが必要ですよね。

黒崎:

採用方針として、これからジョインしてきてほしい人たちってどんなイメージですか?

高取:

土木業界は、このままだとレガシー業界として終わっていってしまうと思うんですけど、そこをしっかりと立て直して、日本の強い産業にすることに心からベットしてくれる人です。Malmeのリーダー陣はみんなそこを共通言語にして話してるので、同じ目線を持ってほしいです。その点、ただビジネスとして儲かりそうだとかCxOになりたいだとか、そういう動機ではマッチしないと思います。土木業界を知らない人でもいいんです。むしろ外から来てほしい。ただ、チームMalmeに入るからにはやっぱりこの業界を変えることにコミットしてほしいし、経営としてもメンバー同士が対等に業界の未来を語り合えるくらいの環境にしていきたいです。

黒崎:

必ずしも土木のバックグラウンドがなくてもよくて、ただ、業界への想いや公共への精神みたいなものは持っていてほしいということですね。

高取:

すでにいろいろな人が集まり出してるので、どんな人が入っても浮かないチームになってきていると思います。

自信がある。だから、嘘も脚色もいらない

高取:

逆に質問で、黒崎さんから今の僕やMalmeはどう見えていますか?

黒崎:

これは初めて会った頃から変わらない印象なんですけど、高取さんはやっぱり、多様な価値観だとか人の感情みたいなところを受け止めようとする、器の大きな人だなと思います。そして、そういう人が語るからこそ滲み出るものが、ピッチにも表れていると思います。業界への知見や未来への視座、優しさや包容力みたいなものが滲み出て、聴く人に強く訴えかけてくる。巻き込む力の強さとも言えるかもしれません。採用も、自然流入の応募がけっこう多くありますよね。それって普通のことじゃないです。Malmeはやっぱり社会に求められているというか、会社が領域にフィットしているというか。これからもっともっと大きくなっていける素地がある会社だなって感じています。カルチャー面も含めて、感覚的にも好かれる会社だと思います。

高取:

これからの僕たちの課題やテーマを教えてください。

黒崎:

高取さんが目の前のことだけに捉われずに、より未来の姿を描く仕事にシフトするフェーズになってきていると思います。今のBIM/CIMを中心としたサービスも素晴らしいけれど、それだけじゃ業界は変わらないですよね。その先の、産業構造に近いところを変えていくっていう大胆な仕事ができる体制になることが、優先度の高いテーマだと思います。今日のお話にもあったように、未来の絵図の準備はもうできてると思うので、存分に暴れ回ってほしいです。あともう一つは、カルチャー創りでしょうか。土木×スタートアップっていう領域は、派手さはないけれど、Malmeに集ったメンバーは一人一人が青い炎みたいなものを確実に持っている。それをどうアウトプットしていくか。スタートアップらしく表現していくか。そのあたりはこれから正解を作っていくフェーズだと思います。その点、これから入社してくる方にも、関わって活躍していただける余白がありますよね。スタートアップの醍醐味とも言えるフェーズなんじゃないでしょうか。高取さんのオープンさみたいなものがあれば、難しいことではないと思ってますが。

高取:

僕にはそもそも自信があるんです。Malmeの事業やメンバーに。自信があるから嘘をつく必要も脚色する必要もない。ただ、より伝わりやすい工夫や心がけみたいなことは、今後も意識していきたいと思います。ありがとうございました。

黒崎:

こちらが質問されて・・っていう終わり方、たぶんシリーズ初です・・!

※こちらは、2025/9/3時点の情報です

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