子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」を提供するシャトルのシードラウンドにおいて出資
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都港区)は、同社が運用するGenesia Venture Fund 3号(以下、GV-3)より、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」を提供する株式会社シャトル(代表取締役:見原 思郎、本社:東京都港区、以下:シャトル)のシードラウンドにおいて出資したことをお知らせいたします。
同ラウンドの出資者は、Spiral Capital、NOW、個人投資家などです。
シャトルペイについて
「シャトルペイ」は、子どもの自律を目指し、お金の使い方や管理を通して、親子で良いお金の習慣が身につく、子ども向けプリペイドカードです。世界9,000万か所以上[*1]のMastercard加盟店で使える、子ども専用のカードを発行し、親と子、それぞれに最適化したアプリで、利用状況を管理できます。 「シャトルペイ」を利用することで、親は子どものお買いものや貯金の履歴を通して、日常の様子を知ることができ、子どもの自律を後押しできます。また子どもも、おこづかい帳などの機能を通 して、自身のお金の使い方について、定期的に振り返ることができ、目標をもって貯蓄する習慣 を身につけられます。
[*1] 出典元: Mastercard Governance Update May 2022
シャトルペイの事業背景
少子高齢化が進み、国民の税・社会保障負担が増す中、近年子どもへの「金融教育」が注目されつつあります。将来、経済的に自立してより豊かな社会生活を送るために、金融リテラシーは必要なスキルといわれ、2022年4月からは、高校の家庭科と公共科で、家計管理から資産管理 まで幅広くお金の知識を教えるようになりました。
しかし、金融教育のカリキュラムや方法は、まだ標準化されておらず、教育現場も試行錯誤の状態です。さらに、親世代も適切な金融教育を学校教育を通して受けておらず、お金との関わり方について、十分知識をもっているとは言い難い状況です。
また日本では、2021年のキャッシュレス決済比率が32.5%と順調に拡大する中[*2]、大人向けのサービスは拡充しつつありますが、子ども向けのキャッシュレスサービスは依然として少ないのが現状です。 一方海外では、欧米を中心に、子ども向けの金融教育サービスは、先行して浸透しつつありま す。これらのサービスは、アプリを通じて子どもが貯蓄した貯金に対し、親が金利を付与したり、 ETFや投資信託として運用したりする機能を備えており、子どもの金融教育に大きく貢献しており ます。
日本では、上記のような課題が浮き彫りになりつつも、親子で一緒にお金について学べる、子ども向けの金融教育サービスがまだ乏しい状況です。そこでシャトルは、お金の使い方と管理を通して、親子で良いお金の習慣を身につけることを目的に、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」のβ版ローンチを2022年1月に行い、この度、正式ローンチを行いました。
[*2] 経済産業省(2021)2021年のキャッシュレス決済比率 https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220601002/20220601002.html
調達した資金の用途
この度調達した資金は、サービス開発およびマーケティングに投資します。そして「シャトルペイ」の提供を通じて子どもの金融教育に貢献し、未来を担う子どもたちの可能性を最大化する社会の実現に向けて、邁進してまいります。
出資について
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ General Partner 鈴木 隆宏/Investment Manager 相良 俊輔
単なる子ども向けのプリペイドカード事業ではなく「家族がチームに」なり「未来を担う若い世代の可能性を最大化される世界」を実現したいと言う強い想いに共感し、この度一緒にチャレンジさせて頂くこととなりました。金融領域、かつ子ども向けサービスの優れたUXを実現するのは非常に難しく、この挑戦が可能なチームは限られていると感じています。私たちは、日本の未来、子どもの未来に貢献出来るインフラとなる事業だと確信しており、「Teamシャトル」の一員として様々なステークホルダーの皆様と一緒に想いを実現していくチャレンジが本当に楽しみです。
シャトル 会社情報
会社名 :シャトル株式会社
URL :https://shuttlepay.jp/
設立日 :2019年10月25日
所在地 :東京都港区六本木7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
代表者 :代表取締役 見原 思郎
事業内容:親子向けプリペイドカード「シャトルペイ」の開発・提供