米国において、AIと専門のケアチームで糖尿病患者の生活習慣を変えるプラットフォームを提供するTeatis Inc.に追加投資
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都港区)は、同社が運用するGenesia Venture Fund 2号(以下、GV-2)より、米国において、AIと専門のケアチームで糖尿病患者の生活習慣を変えるプラットフォームを提供するTeatis Inc.(ティーティス|本社:米国デラウェア州、代表取締役:高頭 博志)のポストシードラウンドにおいて追加投資したことをお知らせいたします。
Teatis Inc.は、本ラウンドで総額$1.4Mを調達いたしました。
Teatis Inc.について
当社は、AIと専門のケアチームで糖尿病患者の生活習慣を変えるプラットフォームを米国で提供しています。
直近の事業について
現在は、トラックドライバーを中心にサービスを提供しており、大手運輸事業者のパイロット等を含め、ユーザー規模が拡大中です。
・なぜトラックドライバーなのか?
トラックドライバーは、最も糖尿病罹患率が高い職種です。また、米国の労働人口のうち、9%はロジスティック産業に従事しており[*1]、その平均寿命は17年短い[*2]と言われています。糖尿病の症状により商業運転ライセンスを失効するケースさえあり、かつ糖尿病であることによりライセンス更新にも複雑な手続きが発生します。
[*1] https://www.bts.dot.gov/sites/bts.dot.gov/files/u796/TET%202018%20Chapter%204.pdf
[*2] https://truckingresearch.org/wp-content/uploads/2012/09/INTLH1.pdf
・トラックドライバーへ提供する、生活指導OSの主要サポート
糖尿病の専門資格をもつヘルスケアスペシャリスト、管理栄養士、商業運転ライセンス認定の専門資格を持つスペシャリストと専用にトレーニングされたAIにより24時間のチャットおよび電話での生活習慣サポートを行います。また、ライセンス更新に必要な書類のオンライン作成をサポートしたり、トラックを停車できるパーキングの近隣レストランの情報提供、食事指導の目標にあったメニューの組み合わせのレコメンドも行います。
資金調達の目的と使途
米国において、糖尿病の課題はメンタルヘルスの課題よりも大きく、医療費を疾患別にみるとトップの40兆円が使われており、大きな社会課題となっております。今回のポストシードラウンドでの資金調達は、米国でのチームの拡大とともに、LLMのテクノロジーを活用したパーソナライズされた生活指導の精度向上、低コスト化を実施するためのものです。
今後の展望
当プラットフォームを、トラックドライバーと生活習慣が近く、長時間・イレギュラーなシフトの外勤を行なっている他業種のワーカーへとも提供してまいります。建設作業員、ギグワーカーなどに提供範囲を拡大していくことで、2,000万人以上のターゲットにアプローチすることが可能です。
よりハンズオンな生活習慣のサポートを提供し、個人が自分の健康をコントロールできるようにすることによって、慢性疾患のケアを革新します。私たちのコミュニティを支える必要不可欠な人々がより健康に働ける世界を実現してまいります。
Teatis Inc. 会社情報
会社名 :Teatis Inc.
代表者 :代表取締役CEO 高頭 博志
事業内容:生活習慣を変えるプラットフォーム「Teatis」の開発販売
設立 :2021年6月
本社 :3120 139th Ave SE Suite 500 Bellevue WA 98006
URL :http://teatismeal.com/
■ 代表者の経歴
高頭博志 代表取締役 CEO
連続起業家。2014年にMomentum(モメンタム)を創業し、アドテク領域のバーティカルSaaS事業を展開。2017年にKDDIに売却し、グループ傘下に入る。2021年、Teatisを創業。
■ 本件に関するお問い合わせ
Teatis Inc. hello@teatismeal.com