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【シード調達のリアル #7】投資後の関係性|Finance by Genesia.

オンボーディング:ジェネシアの「組織全体」を使い倒してもらうために

着金はゴールではなく、共創のスタートです。私たちは投資実行後、スムーズに連携を開始し、皆さんの事業成長を最大化するために以下の4つの「オンボーディング」を実施しています。

  1. 全員参加のメッセンジャーグループ作成:投資担当者以外のメンバーにも相談しやすい環境作りのため、投資先の経営陣とジェネシア・ベンチャーズのメンバー全員が参加する専用メッセンジャーグループを作成します。
  2. 投資先限定Slackコミュニティへの招待:ジェネシアの投資先同士が繋がり、知見を共有し合えるクローズドなコミュニティへご案内します。
  3. 「Wiki for Startups」の提供:各種ツールの特別プラン(Perks)や、過去のイベントアーカイブ、専門家ネットワーク情報など、成長に役立つアセットを凝縮した知見集を展開します。
  4. 戦略キックオフミーティングの実施:あらためて腰を据え、次回の資金調達方針や、そこに至るまでの重要なマイルストーンを具体的に議論します。

定例ミーティングや経営合宿:現在地を「俯瞰」し、未来を「磨く」

投資実行後は、各社のフェーズやニーズに合わせた定例ミーティングを実施しています。頻度は月次が基本ですが、勝負どころの事業検証期や急激な組織拡大期には週次・隔週に引き上げ、逆に事業に集中すべきフェーズでは四半期ごとに設定するなど、状況に応じて柔軟に調整しています。

私たちが定例ミーティングにおいて最も意識しているのは、単なる「数字の共有」に留まるのではなく、企業価値の最大化に繋がる価値の高い時間にすることです。毎日、現場の最前線で全力疾走している起業家の皆さんにとって、一度立ち止まり、事業を俯瞰して現在地を確認する機会、そして目の前の壁を突破するために共に知恵を絞り、打開策を見出す時間となることを目指しています。

主に扱うのは、以下の3つのトピックです。

  • 現状の解像度を上げる: 事業・組織・財務状況をフラットに整理し、課題の輪郭をはっきりさせる
  • 未来の「壁」を予測する: 現在の延長線上にある課題だけでなく、今後直面するであろう課題を先回りして洗い出す
  • 解決の一手を共に打つ: 課題解決に向けた戦略のディスカッションに加え、ジェネシアのネットワークを活かしたキーパーソン・顧客候補・採用候補者・専門家の紹介を行う

また、日々の議論だけではカバーしきれない「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定」や「中長期戦略の磨き込み」については、経営合宿や半日かけたロングミーティングを実施することもあります。

「孤独な決断」を繰り返す起業家の皆さんのすぐ傍で、客観的な視点と当事者としての熱量を持ち合わせながら、共に未来の図面を書き換え続ける。それが私たちの伴走スタイルです。

資金調達:シリーズA、そしてその先へ

VCが提供できる最大の価値は、やはり「資金調達」そのものです。 私たちはシードVCとして、皆さんの事業がPMF(プロダクト・マーケット・フィット)を達成し、次なる大きな飛躍となる「シリーズA」を確実に実現することに、何よりも強くコミットしています。

これまで約200社への投資を行ってきた経験と、国内外に広がる強力なネットワークを活かし、以下の4つの軸で徹底的にサポートします。

  • 戦略的な投資家紹介: 日本国内はもちろん、グローバルなVC、事業会社、金融機関の中から、事業の特性やフェーズに最も合致するパートナーを厳選してご紹介します。
  • エクイティストーリーの構築: 単なる事業説明ではなく、投資家が「今、このチームに投資すべき理由」を確信できる、論理的で情熱的なストーリーを共に磨き上げます。
  • 資料作成のハンズオン支援: ピッチデックや財務モデルの作成において、投資家の視点を深く理解したプロの目線から、フィードバックと修正を重ねます。
  • レファレンスコールへの誠実な対応: 後続の投資家から求められるレファレンスに対し、皆さんの挑戦の軌跡とポテンシャルを、最も近くで見てきたパートナーとして責任を持って伝えます。

資金調達は、時に孤独でタフなプロセスになります。だからこそ、私たちが皆さんの「最強の広報官・軍師」となり、次のステージへの扉をこじ開けるまで共に走り抜けます。

事業連携・採用・広報:組織の「土台」と「加速」を支える仕組み

私たちは、資金提供だけで終わる存在ではありません。事業をスケールさせる過程で必ず直面する「組織・広報・アライアンス」の壁を突破するために、具体的なソリューションを揃えています。

1. 採用・組織づくり:取り返しのつかない失敗を防ぐために

組織づくりは資本政策と同様、一度ボタンを掛け違えると軌道修正が極めて難しく、最悪の場合は組織崩壊から会社清算にすら繋がる重要な論点です。だからこそ、私たちは感覚に頼らない「知見のプロダクト化」にこだわっています。

  • 組織課題のISSUEMAP: 陥りやすい組織の罠を可視化してマッピング。
  • CxO採用支援: 経営の要となるキーパーソン採用の強力なバックアップ。
  • 組織アセスメントツールG-Owl』: 組織の状態を客観的に捉える弊社開発ソリューション。
  • ESGソリューション: 長期的に持続可能な強い組織を創るためのガイド。

2. 広報・PR:実績を「想い(ストーリー)」で補完する

実績の少ない初期スタートアップにとって、最大の武器は「なぜ私がこの事業をやるのか」というストーリーです。専任のPRスペシャリストが、あなたの想いを社会に届ける手助けをします。

  • 包括的な実務支援: プレスリリースの添削からメディア紹介、戦略勉強会まで。
  • ストーリーの言語化: 「人を動かすコンテンツ」としてのブランド戦略を共に構築。
  • Players by Genesia.:投資先スタートアップ起業家を中心に、エコシステムで活躍するキーパーソンの半生とビジョンについてお話を伺うインタビューコンテンツ
  • Ayo! by Genesia.(Podcast×編集記事):隔週火曜日の朝8:00に配信するスタートアップの“挑戦の裏側”に光をあてるPodcast。

3. 事業連携・アライアンス:大企業や自治体との架け橋

金融機関や事業会社、地方自治体や行政機関との連携は、私たちのネットワークが最も力を発揮する領域の一つです。以下のプラットフォームを通じ、戦略的なアライアンスを創出します。

  • Business Hub / LINX: 特定のテーマに基づく濃密なクローズドなビジネスマッチングイベント。
  • STORIUM: キーパーソン限定の新産業創造プラットフォーム「STORIUM」を活用した、効率的なパートナー探し。

私たちは、起業家が「知っていれば避けられた失敗」を極限まで減らし、事業成長という本質的な課題に100%集中できる環境を提供したいと考えています。

VCを選ぶ前に、ぜひ「レファレンス」を取ってください

最後に、これから投資家を選ぼうとしている起業家の皆さんに、一つ強くおすすめしたいことがあります。

それは、「投資を受ける前に、そのVCの投資先スタートアップに直接レファレンスを取ること」です。

VCとの関係は、一度始まれば数年、時には10年以上にわたる長い旅路になります。表面的な条件面だけでなく、以下の「実態」や「相性」を事前に把握しておくことが、理想的なパートナーシップへの第一歩となります。

  • 「平時」のコミュニケーション: 順調なとき、どれほど建設的な議論ができ、適切な距離感でサポートをくれるか。
  • 「有事」の姿勢: 事業が壁にぶつかったとき、あるいは危機的な状況に陥ったとき、その投資家はどのような顔を見せ、どのように寄り添って(あるいは共に戦って)くれるか。

これらは、契約書や面談の場だけではなかなか見えてこない、投資家としての「真価」です。

私たちジェネシア・ベンチャーズについても、ぜひ私たちの投資先起業家に、私たちの「本当の姿」をシビアに聞いてみてください。私たちは、起業家という最も過酷で尊い挑戦者の傍らで、常に誠実な「チームの一員」であり続けたいと思っています。

皆さんの挑戦が、最良のパートナーと共に大きく花開くことを、心から願っています。

筆者

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