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ジェネシア・ベンチャーズ、プレシード/シード期のスタートアップ投資に特化した「Genesia Venture Fund3号投資事業有限責任組合」の一次募集を総額約100億円規模で完了

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2022年夏を目標に、総額約150億円規模のファンド組成へ

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都港区)は、新ファンドとして「Genesia Venture Fund3号投資事業有限責任組合」(以下:3号ファンド) の一次募集を総額約100億円規模で完了したことをお知らせいたします。
3号ファンドは 1,2号に続き、日本と東南アジアのプレシード/シード期のスタートアップへの投資と経営支援に特化する方針です。その上で、大きく持続可能な産業の創造を志すスタートアップに十分なリスクマネーを投資できるよう、一社あたりの投資予算を最大5億円(追加投資を含む)にすると同時に、フロンティアテック領域への投資へもアクションを拡げてまいります。
また、当社はこのたび PRI(責任投資原則)への署名を実施いたしました[*1]。これに合わせて ESG 投資方針[*2]を策定し、支援先スタートアップの長期的かつ持続的な企業価値の向上と社会課題の解決を通じて、私たちのビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現を目指してまいります。

ジェネシア・ベンチャーズについて

ジェネシア・ベンチャーズは、プレシード/シード期のスタートアップへ投資とバリューアップ支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。
ジェネシア・ベンチャーズの「Genesia(ジェネシア)」は、起源や創生の意味を持つ“Genesis(ジェネシス)”に“Asia (アジア)”を掛け合わせた造語で、「アジアの創生を担うベンチャーキャピタルでありたい」という私たちの思いを表現しています。東京・ジャカルタ・ホーチミンの3拠点を構え、アジア全域において、スタートアップ、事業会社、投資家、政府、自治体、非営利団体など、社会を形成するすべてのステークホルダーとともに、持続可能かつ大きな産業創造に挑むプラットフォ ームの構築を目指しています。

また、当社はこのたび PRI(責任投資原則)への署名を実施いたしました[*1]。これに合わせてESG投資方針を策定し、支援先スタートアップの長期的かつ持続的な企業価値の向上と社会課題の解決を通じて、私たちのビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現を目指してまいります。
[*1]PRI署名に関する詳細はこちら:https://www.genesiaventures.com/signed-pri/
[*2]ESG投資方針の詳細はこちら:https://www.genesiaventures.com/esg-policy/

3号ファンドについて

当ファンドの一次募集への出資者は、以下の皆さまと非公開の国内の機関投資家です。※50音順|敬称略

  • 株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ(代表取締役社長:豊福 力也、本社:千葉県浦安市)
  • キャナルベンチャーズ株式会社(代表取締役 CEO:朝田 聡一郎 本社:東京都江東区)が運営する CVCF2投資事業有限責任組合
  • グリー株式会社(代表取締役会長兼社長 田中 良和、本社:東京都港区)
  • 株式会社産業革新投資機構(代表取締役社長 CEO:横尾 敬介、本社:東京都港区)
  • みずほキャピタル株式会社(代表取締役社長:大町 祐輔、本社:東京都千代田区)
  • 株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、本社:東京都千代田区)

なお、当ファンドは引き続き出資者の募集を行います。最終募集の締め切りは2022年8月を予定しており、総額150億円でのファンド組成を目指します。

1号および 2号ファンドの投資実績

2017年12月に総額40億円で最終募集を完了した1号ファンドからは、原則リード投資家として、日本・東南アジア地域(主にASEAN主要国)のプレシード/シード期のスタートアップ47社(国内35社、海外12社|2022年1月 31日時点)に投資を実行いたしました。
また、2020年10月に総額80億円で最終募集を完了した2号ファンドからは、59社(国内41社、海外18社| 2022 年1月31日時点)への投資を実行いたしました。 続く3号ファンドにおいても、1,2号ファンドと基本的なコンセプトは変えずに投資を実施していく方針で、主な投資対象事 業領域は以下となります。

主な投資対象領域

1) デジタル・トランスフォーメーション(DX)
産業のビジネス・ストラクチャーをアップデートする XaaS、多重構造を解消するプラットフォーマーなどのデジタル・トランスフォ ーメーション周辺領域

2) ニューエコノミー
個人のエンパワーメントや顧客体験の最適化、循環型経済を実現する OMO、C2C(EC、SERVICE)、シェアリングエ コノミー、非中央集権型プラットフォームなどのニューエコノミー周辺領域

3) メディア・エンターテインメント
個人の興味関心が多様化する中で、人々の心を動かす体験価値を提供するメディア、コンテンツ、VR/AR などのメディア・ エンターテインメント周辺領域

4)フロンティアテック
ロボティクス、デジタルツイン、宇宙分野などの新たな産業や、情報科学の応用が生み出す革新的なデジタル・イノベーショ ン周辺領域

代表取締役/General Partner 田島 聡一より

2016年8月に産声を上げたジェネシア・ベンチャーズですが、創業からはや5年5か月が経過しました。その間、日本・東 南アジアというフィールドで、私たちが掲げている6つのチャレンジ[*3]に共に向かう、100社を超えるプレシード/シード期のスタートアップに伴走してきましたが、改めて感じているのは、スタートアップの持てる力をなくして豊かな社会は実現しえないということです。これからも、私たち自身がスタートアップとして挑戦し続けながら、意志あるさまざまなステークホルダーと共創しながら、すべての人に豊かさと機会をもたらす社会の実現に全力で向かっていきたいと思います。
[*3]6つのチャレンジに関してはこちら:https://www.genesiaventures.com/investment/

▼これまでの振り返りと今後の展望について、詳しくはこちら
https://note.com/soichi_tajima/n/ne27174f48a09

東南アジア投資責任者/General Partner 鈴木 隆宏より

我々が掲げるビジョン、そして6つのチャレンジ[*3]を考えた際に、その実現までのまだまだ果てしない道のりに途方に暮れそうになることも多いですが、100社を超える最高のスタートアップ、起業家の皆さまに伴走の機会を頂けていることで、一歩一歩 確実に前進しつつある実感を持っています。また東南アジアは年々、スタートアップだけではなく、VC間の競争環境も激しくなってきています。今一度、原点に立ち返り、現地に根を張るベンチャーキャピタルとして、そして東南アジアと日本、スタートアップと大企業を繋ぐ架け橋となるべく引き続き全力でチャレンジしていきます。

ジェネシア・ベンチャーズの取り組みについて

■関心領域・事業アイデアの公開
ジェネシア・ベンチャーズでは、ベンチャーキャピタリストのメンバーが連載形式で、自身の関心領域・事業アイデアを執筆・公開しています。私たち自身も、限られた資金と時間を使って何を成したいか、社会に何を産み出したいか/還元したいかという視点を、起業家の方々と同様に持っています。それらを公開することで、起業家やスタートアップと同じステージでチャレンジを続けたいと考えています。 内容に共感いただいた方、別の仮説をお持ちの方などと、ぜひカジュアルにディスカッションさせていただきたく、各コンテンツ下部の筆者のSNSからお問い合わせください。

#1 AI-powered BPO:https://www.genesiaventures.com/ai-powered-bpo-neta01/
#2 コールセンターの DX:https://www.genesiaventures.com/call-center-neta02/
#3 産業領域特化型コラボレーション:https://www.genesiaventures.com/industry-specific-collaboration-neta03/
#4 データドリブンファイナンス:https://www.genesiaventures.com/data-driven-finance/
#5 ローカル店舗の OMO 化:https://www.genesiaventures.com/omo-for-local-stores/ #6 Horizontal から Vertical へ。そして Vertical の未来:https://www.genesiaventures.com/from-horizontal-tovertical-and-the-future-of-vertical/
#7 健康保険 as a Service:https://www.genesiaventures.com/health-insurance-as-a-service/
#8 バーチャル・コマース:https://www.genesiaventures.com/virtual-commerce/
#9 金融の信用創造領域で起こる構造変化とスタートアップの事業機会:https://www.genesiaventures.com/structuralchanges-occurring-in-the-area-of-financial-credit-creation/
#10 OSS 2.0:https://www.genesiaventures.com/oss-2-0/

■CI(コーポレートアイデンティティ)やチームビルディングについての情報共有
スタートアップの成功に欠かせない大きな要素の一つが、「人」「チーム(組織)」です。チームという概念も社内だけに留まらず、顧客・ユーザー、協業・アライアンス先、採用候補者、家族、地域社会、株主など、多くのステークホルダーとの共創が大きなビジョンの実現を現実に近づけます。私たちは、その中心にいる”Players(当事者たち)”の想いに焦点を当てたコンテンツを発信し、エコシステムの拡大・発展に寄与することに挑戦しています。
▼Players シリーズ:https://www.genesiaventures.com/category/story/players/

■大企業とスタートアップの連携、そのあるべき姿と具体的な事例についての情報共有
デジタル・トランスフォーメーションという大きな時代の潮流の中で、課題の突破口としてスタートアップを巻き込んだオープンイノベーションへの注力を掲げる大企業が増えています。そのような状況下で問い合わせが増えている「どのようにスタートアップにコンタクトすればよいのか」「どうすれば双方に価値のあるアライアンスが組めるのか」などの問いにお答えするため、大企業とスタートアップのコラボレーションの事例をご紹介しています。
▼Collaboration シリーズ:https://www.genesiaventures.com/category/story/collaboration/

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